【体験談】無痛分娩って本当に痛くない?実際に出産した私のリアルレポ

妊娠

こんにちは!山崎たくわんです!

「無痛分娩、気になるけど怖い」

妊娠中の私は、毎日のように検索していました。

でも検索すればするほど、怖い情報が目に飛び込んできます。

「指切断レベルの痛み」「スイカが鼻から出る感じ」

……え?え??

想像できない出産の痛みの怖さから、妊娠中期に本気で大泣きしたこともありました。

しかも同時期、元々お世話になっていた病院では初産の無痛分娩ができないと判明しました。

どこのクリニックも無痛分娩は人気で予約が埋まっていて、「もしかして私、無痛分娩できないかも」という現実が目の前に迫ってきたのです。

 

神にも縋る思いで、夫にも協力してもらい、無痛分娩が可能な産院を手当たり次第探しました。

幸いなことに、受け入れてくれたクリニックが1つだけあり、本当に救われました。

 

今回は、私が実際に体験した「計画無痛分娩」について、紹介します。

・無痛分娩は本当に無痛なの?
・麻酔は怖かった?
・やって後悔した?

そんな疑問を持っている方の参考になれば嬉しいです。

無痛分娩の流れ

路頭に迷っていた私を受け入れてくれた産院は「計画無痛分娩」を採用しているところでした。

自然に陣痛が来るのを待つのではなく、あらかじめ出産日を決めて、お産を進めていくスタイルです。

流れとしては、ざっとこんな感じ

①妊娠中期に37〜38週の範囲で出産日を決定
②前日に入院
③バルーンで子宮口を広げる
④背中に麻酔用のカテーテルを入れる
⑤翌朝から陣痛促進剤スタート
⑥陣痛が進んだタイミングで麻酔開始
⑦赤ちゃんが産まれそうになったら分娩室で出産

私は”計画”無痛分娩だから、お産をする前の準備段階から産むまで、全ての痛みと切り離されてお産が進むと思っていました。

ところが、そんな都合のいい計画では無いようです。

バルーンという風船みたいなもので子宮口を広げたりするのは麻酔がかかっていない時にやるのだと思い知らされ、また恐怖を抱きました。

ですが実際は、想像していたよりかなり落ち着いた雰囲気で進んでいきました。

入院初日 穏やかにスタート

入院したのは午後2時頃。

血圧や体重測定など基本的な検査を終えたあと、内診と子宮バルーンを挿入されました。

子宮バルーンとは言葉の通り、風船を子宮口へ挿入し、風船を膨らませて子宮口を広げるとのこと。

説明を聞いているだけで、「痛みを感じるやつじゃん!」と警戒している間もなく、先生は容赦無くバルーンそ挿入してきました。

一瞬で処置が終わったのですが、痛みはというと、生理痛を強くしたような重い痛みで地味につらかったです。

その後、手術室へ移動し、硬膜外麻酔のカテーテルを入れることになりました。

局所麻酔をしてから行うとのことだったので痛みによる恐怖はありませんでした。

それより、背中に管を入れる時に誤った場所に刺されると、神経が傷つくという情報がネットで見受けられたので、後遺症が残らないか心配で恐怖の瞬間でした。

先生が

「行くよー!」の合図をかけて容赦無く管を入れてきました。

感覚としては、コロナワクチンの注射に近い感じでした。

もしかしたら、お産前の緊張で少しハイになっていたことや、先生や看護師さんたちが談笑しながら空気を和ませてくれていたのあって、痛みをあまり感じなかったかもしれません。

 

神経が傷つくこともなく、無事に処置は終了したのですが、背中のカテーテルは地味に痛みがありました。

「え、これ寝返りできる……?」

ってなるくらいには気になりました。

中耳炎みたいな「じわっとした違和感」が続いて、仰向けになるのも怖いくらいでした。

 

同じ日に入院した方とも、「背中、地味に痛いですよね……?」と、妙な連帯感がありました。

今まで味わったことのないカテーテルの痛みによって、2人揃って過去一番に姿勢が綺麗なのでは?と思うくらい背筋を伸ばしていました。

ちなみに夕食は油淋鶏と海老マヨと、とても入院しているとは思えない色とりどりな豪華な食事で、美味しくてつい夢中で食べてしまいました。

 

食事後は陣痛室へ移動し、赤ちゃんの心拍と子宮収縮に異常がないかを検知するため、モニタで管理しながら就寝となりました。

入院2日目 初めての麻酔〜計画日に誕生せず入院延長

陣痛促進剤スタート

入院2日目。朝の5時30分。

いよいよ陣痛促進剤を一錠飲み、出産に向けて本格的にスタートしました。

その後、朝7時に陣痛促進剤を1錠追加、8時に1錠追加しました。

助産師さんからは「少しでも痛く感じたら麻酔を入れるので言ってくださいね!」と言われていましたが、人生初のお産。

麻酔がいつでも打てるという安心感から、私の心には余裕が生まれていました。

 

少しだけ。好奇心から先生に言うのを我慢し、陣痛を味わってみました。

 

結果、私の場合の陣痛は、めちゃくちゃ便意に似ていました。

お腹がギューっと張って、肛門のあたりがキューっと痛くなる。しかも波がある。

「え、これ陣痛?それとも下痢?」と、どちらなのかわからない程度の痛みでした。

麻酔前の内診グリグリ

3錠目の陣痛促進剤を入れてから40分後。8時40分頃。

お産を促すため、恐怖の「内診グリグリ」とやらをやることになりました。

これが……無痛分娩の中で1位、2位を争うくらいに痛かったです。

思わず「痛いって!」と先生に大声で言ってしまうくらいでした。

痛すぎて反射的に足を閉じようとするも、ナースに抑えられ、容赦なく進む内診グリグリ。

内診グリグリの痛みを言語化するなら2日目のような重たい生理痛一生分を1分に凝縮した痛さでした。

終わった後は、しばらく放心状態で、少し先生を恨みました。

また、時折目を瞑りたくなるくらい陣痛の強さが増していきました。

言うなれば、そろそろ下痢が漏れてしまいそうな感じの痛さです。

麻酔を入れて、いざ、無痛分娩へ!

看護師さんからは「自分のタイミングで麻酔を入れていいですからね。入れたい時はナースコールしてくださいね。」と言われていました。

が、今まで麻酔もやったことないし、初めてのお産で陣痛とは何かがわかっていない素人が、どこで麻酔を入れたらいいのか最適解が分かる訳ありませんでした。

中々ナースコールしない私に、耐えられなくなった看護師さんは「そろそろリラックスしてお産しましょうか」と声をかけてくれました。

 

断る理由はなく、いざ、麻酔を入れて無痛分娩に挑むことに。

陣痛促進剤を入れてから約4時間経ち、時計の針は9時40分を指していました。

 

上半身だけ起こしていたベッドを倒してフラットな状態にし、麻酔が足元へ均等に行き渡るよう15分ほどかけてじっくり待ちました。

 

その後、麻酔が効いたかどうかを調べるため、足元に保冷剤を当ててみると……見事に足元の感覚が鈍くなっていました!

感覚がなくなると同時に、下痢のような痛みも次第に消えていきました。

山崎たくわん
山崎たくわん

えっ、医学すごすぎ!

医学の進歩に心から感謝しました。先代の人たち、ありがとうございます!

 

 

さらに感動したのが、その後の内診グリグリ

放心状態になるほど痛かった内診グリグリが、全然痛くなかったんです。

かなり先生が力を入れて広げているような感覚があったのですが、痛みは全くなかったんです!!!

麻酔前と後で、こんなにも見える景色が違うのかと感動しました。

無痛分娩=楽なお産ではないことを思い知らされる

ここは声を大にして言いたいです。

無痛分娩、確かに痛みはかなり軽減されます。

でも、「めちゃくちゃ楽♪」「笑顔でお産が進む♪」というわけにはいきませんでした。

 

16時頃にポンっと何かが破れるような音を感じ、足元にじょわーと液体が流れる感覚がありました。

いわゆる破水でした。

破水すると、お産が進みやすくなるはずだったのですが……

その日は赤ちゃんがなかなか降りてこず、一度、お産は中断することになりました。

 

17時ごろ。

麻酔の副作用か、急に寒気を感じたと思いきや、嘔吐までしてしまいました。

この時点で、熱が38.6度ありました。

 

立ち会っていた夫と母が帰宅したあとだったので、「え、これ感染症じゃないよね……?大丈夫か……?」と、かなり不安になりました。

 

カロナールで体温を下げようと試みるも、症状は改善されませんでした。

 

本来であれば子どもが誕生しているはずだったので、お祝い御膳という豪華な食事が用意されたのですが、吐きながら食べる状態で泣きそうになりました。

なぜか味の濃いものは食べることができて、淡白な食べ物ほど気持ち悪く、食べることができませんでした。

食べたかったお祝い御膳

21時頃。

熱は下がらないので、カロナールを追加することになりました。

汗が大量に流れ出て、眠ることができませんでした。

 

無痛分娩で痛みを感じることは少ないですが、麻酔の副作用までは何も考えていなかったと少し反省しました。

山崎たくわん
山崎たくわん

でも、経験したことのない痛みは怖いものは怖いし、後悔はしてません!

 

入院3日目 無痛分娩本番

昨日の高熱が嘘のように解熱した

5時30分。

ようやく平熱に戻りました。

症状が和らいだのか、いつの間にか少し寝ることができたようで、スッキリしました。

6時には、陣痛促進剤も再スタートすることになりました。

 

朝食には洋風のオムレツが出されたのですが、口に入れた瞬間、吐きそうになりました。

もうないはずの「つわり」を彷彿とさせるような気持ち悪さで、なぜが匂いがダメでした。

 

8時30分頃。

お産の進み具合を調べるために内診をしてもらいました。

子宮口が柔らかく、そして広がってきているからか、痛みは感じませんでした。

内診の結果は、赤ちゃんは子宮口に降りてきていて、ようやく出産のスタートラインに立てたようでした。

 

子宮口は少しずつ開いていって、13時頃には8cmまで広がりました。

麻酔の副作用がまた出ているのか、はたまた急にお産が進み始めたことで、いよいよ出産を迎えることになるのかと現実味を帯びてきて緊張しているのか、身体が震え始めると同時に、気持ち悪さが蘇りました。

今思えば、麻酔の副作用で低血圧になっていたのかもしれません。

気持ち悪さから少しでも解放されたくて、ショパンの「ノクターン第2番 変ホ長調 Op.9-2」を繰り返し再生し、寝ることに努めました。

無痛分娩本番

16時頃。無痛分娩を開始して、約30時間が経った頃。

赤ちゃんが降りてきて、子宮口も柔らかくなったことから、ついに分娩室へ移動することになりました。

麻酔が効いて立つことができないので、ストレッチャーで移動しながら、「いよいよだ」と実感しました。

分娩台に移され、先生のかけ声とともに分娩することになるのですが、自然分娩だと痛すぎて泣いたり声を出しながら分娩するイメージですよね。

一方で無痛分娩は、本当に痛みを感じることはないので、とても穏やかな分娩となりました。

とはいえ、初めてのお産。初めての無痛分娩。そして、産んだら親になること。未知なことだらけで、人生で一番緊張していました。

そんな私を見て、緊張をほぐそうと気を遣ってくれたのか、看護師さんが「先生、イケメンじゃないですかー?」と声をかけてきたりして、本当にこれから出産なの? と思ってしまうくらい、場の空気は穏やかでした。

下半身の感覚がないため、いきむ練習を1、2回行うのですが、今度は先生も「いきむのうまいですねー!ヨガやってたの?いいなあ、私もスポーツは好きなんですが、ヨガはやったことないんですよね〜気になります!」と、出産とはまったく関係のないことをおっしゃるので、夢でも見ているかのようでした。

何回いきんだかは正確には覚えていませんが、多くても5回ほど。

 

1639分。娘が、誕生しました。

 

赤ちゃんの姿を見た瞬間、不安が一気にほどけて、思わず涙が出ました。

一緒に立ち会っていた母と夫も大喜びで、分娩直後に4人揃って満面の笑みで写真を撮りました。

無痛分娩後に待ち受けていた恐怖

ただ、そのあとも手放しでハッピー!とはいかなくて。

子宮筋腫の影響もあってか、出血量が多かったようで、先生が神妙な顔つきで「なかなか血が止まらないな……」とこぼしました。

分娩室の空気が一瞬ピリッと張り詰めたと思ったら、だんだん体が冷えてきて。寒気が止まらない。電気毛布をかけてもらっても、震えているのか痙攣しているのかわからないくらい、体が震え続けていました。

「あれ?コウノドリみたいに死ぬやつ……?」

なんて笑えない冗談が頭をよぎりながらも、正直、かなり怖かったです。

それでも先生が処置を続けてくれて、凄腕でスポーツ好きな先生のおかげで無事に血が止まりました。本当に、命拾いしたと思っています。

そしてもうひとつ。

無痛分娩後、唯一「これだけは痛い」と感じた瞬間がありました。

会陰切開の縫合です。

麻酔が効いているはずなのに、縫合だけは痛みを感じました

火で炙られるような感覚、と言えば伝わるでしょうか。

内診グリグリとはまた違う痛みで、泣きたいほど痛かったです。

縫い終わった後もヒリヒリとした痛みは続き、しかもそれが1ヶ月近く続きました。

ロキソニンなどの鎮痛剤をもらって飲んでいたけど、「効いてなくない……?」ってくらい痛いかったです。

ここでおすすめしたいのが、ドーナツ型クッションです。

産後、ドーナツ型クッションに座るたびに、その存在のありがたみを全身で感じました。

会陰切開をするかもしれないことを見越して、用意しておいて損はありません。

分娩終了後、麻酔がまだ効いていたので、産後は自分で歩くことができず、ストレッチャーで部屋まで運んでもらいました。

【後日談】

出産時の出血多量の影響で、重度の貧血になり、娘より1週間長く入院が引き延ばしになりました。

「無痛分娩」という言葉からは想像できない展開でした。

産後の体はボロボロ

出産後は、達成感というより、「身体ってこんなボロボロになるんだ……」という衝撃の方が大きかったです。

麻酔の副作用

麻酔の副作用で低血圧になり、吐き気や嘔吐が襲来しました。

寒気も出て、歯をガタガタさせてしまうくらいに震えが止まりませんでした。

無痛分娩でも痛む場所

縫合された会陰部はヒリヒリしていて眠れないくらいに痛かったです。

出血多量に追い打ちをかける麻酔の副作用

出血多量で入院が必要なほど重度な貧血になった上に、経験したことのない浮腫を味わうことになりました。

殴られたのかとも思ってしまうくらいに、体全体が浮腫み、目は半分しか開きませんでした。

足はパンパンで歩くたびに痛み、手もパンパンでパンなど、食べ物が掴みづらくなりました。

パンパンに浮腫んだ手

ゾウのように太くなった足

とにかく満身創痍です。

無痛分娩でも、産後のダメージはありますし、もしかしたら自然分娩よりも酷いかもしれません。

結論 無痛分娩はやってよかった!

出産から産後まで、紆余曲折ありましたが、私は無痛分娩を選択して正解でした。

もちろん、不安はありました。

でも、陣痛の痛みをかなり抑えられたこと、パニックにならずに出産できたこと、赤ちゃんが生まれる瞬間を冷静に感じられたこと。

この3点は、本当に大きかったです。

特に「未知の痛みが怖すぎて出産無理かも」と思っていた私にとっては、かなり心強い選択肢でした。

 

無痛分娩は、出産の痛み軽減されるとはいえど、リスクがあることに変わりありません。

また、出産が楽になるというわけでもありません。

それでも、陣痛や出産の痛みや恐怖を減らしたい方は、ぜひお勧めしたいです!

出産までの心の持ちようが変わってきます!

 

この記事が、無痛分娩を検討している方の少しでも参考になれたら嬉しいです。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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