皆さんはペットを飼ったことがありますか?
私は幼い頃から動物が好きで、今まで色んな動物と一緒に暮らしてきました。
気づけば多くの動物と幸せな日々を共に過ごしていました。ですが、夫と暮らし始めたのをきっかけに、人間以外に誰もいない状況が8ヶ月間、続きました。環境の変化や動物シックで訳も分からず、急に泣き出してしまうことも度々ありました。
そんな姿を見て、夫はある提案をしてきました。
「猫飼わない?」
一度もペットを飼ったことがない夫が、勇気を出してかけてくれた言葉でした。この言葉をきっかけに、我が家に猫を迎え入れることになりました。
里親探しの手段
猫を迎え入れるには、いくつかの手段があります。
②保健所や動物愛保護センター等、行政機関から引き取る
③民間の保護団体から引き取る
④ペットショップで買う
ペットショップの闇
ペットショップで買うことは、選択肢のうちに入りませんでした。
何故なら、儲け目的で売り出しているからです。
人が都合の良いように名のある種を大量繁殖させ、ペットショップへと売り出しているのです。
買い手が現れない場合には、以下の選択肢へと移ります。
もちろん、全てのブリーダーが動物に対して愛情を注いでないとは言い切れません。
しかしながら、利益の為に動物を産む道具として扱い、ペットショップに送り出す悪質なブリーダーがいることも事実です。
だからこそ、ペットショップでは買わないのです。
里親探しはここに決めた
私が考える猫を迎え入れる手段は、3つに絞られました。
②保健所や動物愛保護センター等、行政機関から引き取る
③民間の保護団体から引き取る
3つある手段の中から、「③民間の保護団体から引き取る」に決めました。
「①野生の猫を拾う」は、そもそも周囲に猫がいないため、拾うことが難しいです。
「②保健所や動物愛保護センターから引き取る」は、掲示されている猫が少なく、競争率も高い傾向にあります。
これらに比べ、「③民間の保護団体から引き取る」は、他の選択肢に比べてハードルが低いと感じました。
近年では、里親募集型の猫カフェが増え、保護猫を見るだけでなく実際に触れて、性格を間近で見ることができます。
場所によっては本決めせず、トライアルで飼うこともできるそうです。
数多くの保護団体がある中で、
「NPO法人 犬と猫のためのライフボート」から里親探しすることにしました。
NPO法人犬と猫のためのライフボートとは
「NPO法人犬と猫のためのライフボート」は、保健所などの行政機関で殺処分される予定だった犬と猫を施設に保護し、里親探しをしている団体です。
年間約4万頭の犬猫たちが、人間の手によって行政機関に持ち込まれ、殺処分されているのが現状です。
殺処分されてしまう犬猫を一頭でも多く救うため、行政機関と連携し、保護活動を行っているようです。
このライフボートは千葉県柏市にあります。
里親募集活動のみならず、先天性疾患・身体障害などで譲渡が困難な犬猫の終生飼育も行ってるとのことでした。
参考:「NPO法人犬と猫のためのライフボート」
決して自宅から近い施設では無かったのですが、ポリシーに心打たれ、面会の申し込みをしました。
面会、そして里親確定
面会は、譲渡条件に同意の上で申し込みをしました。
里親募集中の猫は、HPから確認することができます。
参考:「NOP法人犬と猫のためのライフボート 里親さんを待っている猫たち」
面会予約が申し込み日の3日後〜28日後の中から申し込めるので、最短で面会できる3日後を希望しました。
面会で猫に会えるまで、毎日、サイトに掲載されている里親募集中の猫を見て、
希望とする猫をなんとなく考えたりしました。
いよいよ面会当日、胸を膨らませて、ライフボートまで移動しました。
到着すると、優しいスタッフさんが丁寧にシェルターについて説明してくれました。
・引き取りの際には、1頭一律3万円の費用を払うこと。
・出生が不明なため、将来的にエイズや白血病等のリスクがあるかもしれない
・気になる猫がいたら抱っこしても構わない
・気になる猫の性格やこれまでの暮らしなど、気になることがあればなんでも聞いてほしい
1時間たっぷりと時間を使い、色々な保護猫と触れ合いました。
どの猫も可愛く、迷った末、推定生後3ヶ月の茶トラに決めました。
決め手は、とにかく元気でやんちゃな点でした。
他のケージにいる猫は寝ていたり、落ち着いている姿が多いのに対し、
里親に決めた猫は、ケージ内にいたもう1匹の子猫とずっと戯れあっていた姿に惹かれました。
2匹は兄弟だと思っていたのですが、スタッフさんによると血縁関係はないとのことでした。
人見知りも猫見知りもしない、恐れるものが何もない姿が可愛くて堪りませんでした。
里親として確定した後は、今後の対応について説明していただきました。
・引き取りにはケージやキャリーを持ってくること
迎え入れる猫は、去勢手術が済んでいなかったため、終わり次第、引き取る手筈となりました。
その日の帰り道は、夫とどんな名前にするか話し合ったり、
キャットフードやトイレ砂など猫を飼う上で必要なグッズを購入したり
ずっと猫のことばかり考えていました。
いよいよ引き取り
面会から3週間後、ライフボートから去勢手術が無事に終わり、容態が安定しているため引き取りOKの連絡が届きました。
通常は、面会から2週間後の引き渡しが多いようですが
引き取り予定の猫は、去勢手術前に猫風邪をひいてしまったようで、予定より遅れての手術になったようです。
スタッフさん、お医者さんの優しさが垣間見えました。
引き取り当日は、
②長時間の移動も飽きさせないための猫じゃらし
③万が一ウンチやおしっこをしても良いようにトイレシート
④お腹を満たすための餌
迎え入れるのがあまりにも嬉しすぎて、2時間も早く到着してしまいました。
限られた人数で運営を回しているスタッフさんの仕事を邪魔しては悪いと思い、2時間、某回転寿司でフードファイトしました。
そして、いよいよ引き取りです!
面会から3週間経った茶トラの猫は若干大きくなっていました。
殺処分予定の猫ちゃんを救った@lifeboatjapan さんから
去勢手術が無事終わったということで、
ついに引き取りです!大事に大事に育てます!よろしくね!😊#ライフボード柏 #保護猫 #子猫 pic.twitter.com/pifSUUqgN8
— 山崎たくわん@ブログ初心者 (@takuwan8181) November 28, 2021
術後から4日しか経過していないため、ちょっとは大人しくなっているかなと思いましたが
3週間前と変わらず元気でやんちゃな状態でした。
引き取り時には、スタッフさんから
②猫飼育マニュアル
③子猫用の餌
3点をいただきました。
至れり尽くせりです。
子猫の矢太郎
無事に引き取った保護猫は、やんちゃの「や」に太郎をくっつけて「矢太郎」と名付けました。
猫は環境の変化にストレスを感じやすいため、
数日の間はケージに入れて慣れてもらおうと思ったのも束の間、
引き取ったその日に、自らケージを出て、おもちゃで遊び尽くしました。
怖いもの知らず、好奇心旺盛とはまさにこのことだと思いました。
ケージの中に入れない限り、無限に遊び続けるので、
睡眠時間確保のためにも、人が仕事でいない間や、寝る時間はケージで過ごしてもらいます。
まとめ
我が家に子猫が1匹やってきました。
これからの生活がより豊かになることを既に感じています。
これもライフボートの活動があってこそだと思います。
感謝の気持ちとして、引き取り時にナボナを渡しましたが、
よくよくライフボートのサイトを見ると、犬や猫用の物資を欲していることが分かりました。
参考:「NPO法人犬と猫のためのライフボート ご支援とご協力のお願い」
理不尽な殺処分を少しでも減らすことを願い、支援してゆきます!
矢太郎の近況については今後、ブログでも紹介しようと思いますが、
既にTwitterやYoutubeでショート動画として投稿しているので
興味がある方、癒しがほしい方、ぜひご覧ください!
Twitter:山崎たくわん@ブログ初心者
Youtube:
コメント