一方的に教育を受けるより主体性を鍛える方が人生役に立ちそう

ライフスタイル

こんにちは!山崎たくわんです。

 

最近のマイブームは、会社を休めるときは有給休暇を積極的に取り、カフェや喫茶店でブログの記事作成に没頭することです。

 

カフェには勉強をする学生、パソコンを開いて仕事をする社会人、談笑を交わすおじいちゃん、おばあちゃんなど、幅広い年齢層が集って、同じ時間を過ごしています。

 

程よい雑音が心地よく、家だと進まないブログも不思議とスラスラと書けることがあります。

 

山崎たくわん
山崎たくわん

ブログネタの宝庫と言ってもいいかもしれない。

 

そんな中、近くに座っていた小学生とそのお母さんの会話がふと耳に入りました。

一方的な教え方は教育ではなく洗脳

どうやら、お母さんが子に漢字を教えているようです。

友人A
お母さん

三水は水に関する漢字に使われるのよ。

 

子ども
子ども

水・・・?それじゃあオシッコも三水が使われるの?

 

友人A
お母さん

ん〜、オシッコは尿という言い方をしてて、そこに水という漢字が含まれているから三水は使わないのよ。海とか池に三水が使われているの。

 

子ども
子ども

う〜ん、尿に三水はつけないの?

 

友人A
お母さん

それは付けないわよ。尿は尿で完結しているの。

 

子ども
子ども

う〜ん・・・?

 

納得がいかず、中々前に進まない子どもに対して、

友人A
お母さん

まずは、習うより慣れろで、三水がついている漢字を見本通り書く練習をしようね!

 

と、スパルタ教育がスタートするのでした。

 

この勉強方法、間違ってはいないと思うのですが、言われたことに従って勉強しているだけでは、真の勉強とは言えないと思うのです。

 

言われたことに子どもが従えば、親は喜んでくれると思いますが、その代わり、子どもは考えることをやめてしまうのではないでしょうか。

 

信号機の青は何の意味を持っているのか問われたときに、「進んでもいい」「進め」と答えると思います。

そこで、なぜ、信号機の青は実際には緑色なのに青だというのか?問われた場合、正解を答えられる人がどれだけいると思いますか?

答えられる人は少ないと思います。

 

山崎たくわん
山崎たくわん

少なくとも私は答えられません。信号機の色は青、黄、赤と言われてきたので、緑色であること自体気づきませんでした・・・

 

このように、信号機の青が青だということを一方的に教えると、それ以上の追究をしなくなる可能性があります。

一方的な教育は洗脳と言っても過言ではありません。

思考が停止すると何が起こる

考えることを止めてしまうと、メモをしなくても良いことまでメモを取ってしまうことがあります。

実際に職場であった話を基に紹介します。

 

パソコンを立ち上げることすら嫌がる、デジタル機器が苦手な人がいました。

 

あるとき、パソコンを立ち上げると、セキュリティ保護のため、ログインパスワードの変更を求められました。

一般的には忘れないパスワードを2パターン用意して、定期的に変更しますが、デジタル嫌いの人はパスワードを忘れてしまうのか、更新時期に決まってログインができなくなるという現象が起こります。

 

見るに見かねて、

山崎たくわん
山崎たくわん

今の職場に勤めている以上、パスワード変更は定期的に求められるので、メモしたほうがいいですよ。

と助言しました。

 

 

その人は一所懸命メモを取っていたので、次はどうにかなりそうだなあと思っていました。

 

 

が、よくよく見ると、メモにはパスワードではなく、

 

「メモをとる」

 

の文字が書かれていました。

 

山崎たくわん
山崎たくわん

そのメモじゃ次の更新でまた失敗しますよ!

 

 

思考が停止すると、何をメモしていいのか判断することすらできなくなってしまうということが分かりました。

主体性を鍛える方が人生役に立ちそう

日本は一方的な教育、一方的な指示に溢れていると感じます。

 

親子間で行われていた教育「三水は水に関係した漢字に使われている」ということを一方的な教育にさせないために、私なりに思いついた教育が以下の通りです。

山崎たくわんが考える「三水を学ぶ教育」
①三水を使った漢字を調べる。
②調べた漢字にどんな共通点があるか考える。
③自分なりに考えたことをまとめて結論づける。
④解答「三水は水に関する漢字に使われる」を知る。
この教育であれば、リサーチ力や思考力を鍛えることができ、将来人生を送る上で役に立つのではないかと思います。

 

「①三水を使った漢字を調べる」ことは、分からないことを自分なりに調べる力を鍛えます。

20年前はインターネットが普及しておらず、辞書で調べてみたり、先生に聞いてみたりする等、調べ方に制限がありましたが、今はスマートフォンで簡単に検索できる時代です。

デジタル機器が苦手な人ほど、検索する前に周りの人に聞きがちですが、聞いて教わるよりも、検索して出てきたページを読んだ方が理解しやすいと思います。

 

「②調べた漢字にどんな共通点があるか考える」ことは、検索結果から想像力、発想力、思考力を鍛えます。

物事を様々な角度から見ることで、想像を膨らませたり、好奇心を高めるきっかけになり得ることも。

例えば「池」「海」「河」は水に共通点、関連があるかもしれないと考察したとき、「漢」や「決」は一見関連していないのではないかと思う人がほとんどだと思います。

このような考察をきっかけに、「漢」や「決」についてより深く調べてみようという気持ちが起こりやすくなるのではないでしょうか。

 

「③自分なりに考えたことをまとめて結論づける」ことは、自分で考えたことを言語化して伝える力、表現力を鍛えます。

自分がイメージしていることを言語化することができれば、文章だろうと会話だろうと、相手に伝わらなくて困るということが減ると思います。

 

山崎たくわん
山崎たくわん

私はいまだに自分で考えていることを言語化するのに苦手意識を持っているので、イメージしていることを箇条書きでもしてなるべく言葉を書き出してみるように努めています。

 

 

①〜③の過程を経てから④解答を知ることで、三水の意味や三水が使われている漢字など、思い出しやすくなることができます。

三水が使われている漢字が何かを問われたとき、明らかに水に関連している「池」「海」「河」などはすぐに答えられると思うのですが、「漢」や「決」がなぜ水に関連しているのか理由を知らなければ、すぐには思い付かないと思います。

 

ちなみに「漢」になぜ三水が使われているのか、私も気になって調べてみました。

大昔、中国に漢という国に、劉邦(りゅうほう)という人が「漢中」という盆地に都を作ったそうな。

その「漢中」には「漢」という川が流れていたので、その川にちなんで三水がついているのだとか。

 

山崎たくわん
山崎たくわん

カフェにいたお母さん、子どもの会話のおかげで一つ賢くなりましたわ

このように主体性を鍛える教育をした方が、後々の人生で大いに役立ちそうな気がします。

自分で考えて責任を持って行動する

何も考えず、人に言われたことを受け入れるだけでは自分の成長も感じにくいと思います。

 

人生を楽しく、充実して歩むには、自分で考えて、責任を持って行動することが重要なのかもしれません。

 

フランスには次のようなことわざがあります。

Good shoes take you good places.

良い靴は履き主を良い場所へ連れていってくれる。

いい靴を履けば、気分が上がって出かけたくなるかもしれませんが、必ずしもいい場所へは連れて行ってくれないと思います。

というか、人任せですよね。

 

「良い靴は自分で良い場所に連れて行く」

これくらい自分に責任を持って考えて行動したほうが、人生を豊かに出来るのではないでしょうか。

 

おわり

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