こんにちは!山崎たくわんです。
先日、1つ年の離れた従姉妹の結婚式に出席しました。
お父さんが生きていたらどんな反応をしていただろうか
結婚式では、新郎がかなり緊張していて、それに気づいた新婦・従姉妹が新郎の背中をさすって緊張感を緩和させようと微笑ましい場面が見受けられました。
ラブラブだわね^^
挙式後、披露宴会場へと移動し、スタッフの案内通り着席しました。
私たちの席には、夫の他に、両親、妹、新婦・従姉妹の母、そして10年以上前、従姉妹が中学生だったときに亡くなった伯父の名札が置かれており、裏側には従姉妹からのメッセージが書かれていました。
幼少期、一緒にごっこ遊びをしていた従姉妹が、新郎を優しく支える素敵な大人になって、感慨深くなりました。
そんなとき、横に座っていた父親が、突然号泣し始めました。
それを見ていた母親、夫も伝染して泣き始めました。
えっ(笑)まだ披露宴始まってないのに、なんで泣いているの
と、ヘラヘラしていたのですが、その数分後、涙の事情を知った私も思わず涙することになりました。
亡くなった伯父の名札の裏側に「お父さんが生きていたら、今日の日をどんな風に感じただろうか。泣いていたかな?」と書かれていたのです。
心の中にずっと残り続ける伯父
今でも亡くなった当時のことを鮮明に覚えています。
原因不明の急死でした。
身内全員が悔やみ、悲しみました。
私と妹は、初めての葬式に戸惑い、現実をすぐに受け入れることができませんでした。
ただ、一番悲しい思いをしているであろう従姉妹は気丈に振る舞っていました。
その様子を見た妹と私は、悲しみを堪えていることを察しました。
従姉妹がいつものように元気になれるように、また前を向いていけるようにと、プリクラを撮りに行き、再現することも不可能な過去一番の変顔をしたことを覚えています。
そんな出来事から10年以上が経ちました。
気づけば伯父と一緒に過ごした時間よりも、一緒にいない時間の方が長くなりかけています。
しかしながら、私たちが生き続ける以上、伯父はいつまでも私たちの心の中で生きていると感じます。
披露宴で新郎新婦が入場するとき、伯父がコピーしてギターを弾いていた曲、Derek&DominosのLayla(レイラ)が会場に響き渡りました。
伯父のことをよく知っている私たちは、この曲を聴き、父親に対する従姉妹の愛情を感じ、涙しました。
もう2度と話すことができない伯父ですが、このとき確信しました。
天国にいる伯父は間違いなく祝福してくれてるよ!
生きていること自体が奇跡
私たちは当たり前のように生きていますが、実は生きていること自体、奇跡だということに改めて気づかされました。
楽しい日もあれば、辛くて悲しい日もあります。
ですが、この感情を味わえること自体、普通ではないのです。
生きているからこそ味わえるものです。
生きる、死ぬに選択権はありません。
ですが、生き方は自分で選択することができます。
人との繋がりを大事にし、伝えられるときに伝えていこう。
そんな気持ちにさせてくれた従姉妹の素敵な結婚式でした。
おわり
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