セミFIREを目指す世帯年収1000万家庭の選択。お金ではなく「価値」に投資する生き方

ライフスタイル

「世帯年収1000万円」と聞いて、どんな生活を想像しますか?

広いマイホーム、ブランドバッグ、高級レストラン、毎年の海外旅行……。

SNSを見ていると、よく「世帯年収○○万円のリアル」という投稿が流れてきます。(お金にがめつい私だけ・・・?!)

先日も、世帯年収3,000万〜5,000万円のきらびやかな暮らしを紹介する投稿を見かけました。

それを見て、思わず私はこんな引用ポストをしたんです。

全て真実ですが、X(旧Twitter)の140文字では、どうしても伝えきれないことがありました。

「どうして、そんなお金の使い方をしているのか?」という理由です。

今回は、セミFIREを目指すわが家が、お金よりも「価値」を大切にするようになった理由と、具体的な暮らしのヒントをお届けします。

セミFIREを目指すようになって、お金の見方が変わった

私は将来的に「セミFIRE」を目指しています。

セミFIREとは、資産運用による収入をベースにしながら、必要最低限だけ働く生き方のことを指します。

私の場合、「今の仕事が嫌だから辞めたい」というわけではありません。

それよりも、「生活のためだけに働く状態から、少しでも自由になりたい」という気持ちが大きいです。

その目標に向かって、現在は毎月15万円をNISAで積み立てています。

「世帯年収1000万円もあるんだから、それくらい余裕でしょ?」と、思われるかもしれません。

実際は全くそんなことありません

お世辞にも裕福な暮らしをしているとは言えません。

余ったお金を投資に回しているわけではありません。

投資(セミFIREという目標)を最優先にした結果、今の暮らしに辿り着きました

家賃は11万円。それで十分幸せ

わが家の家賃は11万です。

周りを見渡せば、もっと広くて、もっと新しい家はたくさんあります。

でも、今のわが家にとっては不便さを感じていない広さです。

部屋の広さや新しさよりも、「毎月の固定費を低く抑えられている安心感」のほうが、今の私たちにとっては価値があるからです。

もちろん、「絶対にマイホームは買わない」と決めているわけではありません。

いつか家を買う可能性だってゼロではないと思っています。

ただ、「周りがみんな買っているから」「年齢的にそろそろだから」という理由では、絶対に買いたくないのです。

自分たちが「本当に必要だ」と心から思えたときに、初めて考えればいい。

今はそんな価値観を大切にしています。

外食は週1回。株主優待の消費に追われている

わが家の外食は週に1回ほど。

よく行くのは、以下のお店です。

・ラパウザ
・かっぱ寿司
・大戸屋
・ガスト
・吉野家
・すき家

株に詳しい人は上記ラインナップを見て、「株主優待を目当てに投資しているの?」と思うことでしょう。

大正解です!

株主優待でお得に美味しいご飯を食べたい!という下心が100%で投資しています。

そのついでに、企業がグングン成長して、配当金も増えたらラッキーだな、くらいの感覚です。

そんな、ありがたすぎる優待券なのですが……実は一つだけ問題があります。

それは「使用期限」があること。

使用期限が迫ってくると毎回、

「大変、あと1週間で切れちゃう!」

「今週中に何が何でも行かなきゃ!」

「今日の夕飯はガストで、明日のランチはバーミヤンでスカイラークの優待消費しないと!」

と、夫婦でバタバタとお店に駆け込んでいます。

なので、優雅な「優待生活」というよりは、「期限に追われて必死に外食している」というのが、わが家のリアルな日常です。

サイゼリヤが好きなのは、安いからだけじゃない

わが家が株主優待の使えない日に高確率で出没する場所。

それが「サイゼリヤ」です。

ミラノ風ドリアの伝票を見るたびに、「本当にこのお値段でいいんですか……?」と心の中で感謝を述べています。

仏のような安さで第二の実家と言ってもいいくらいサイゼリヤを愛してやまないのですが、もっと感謝を述べたいことが一つあります。

現在2歳の娘は、食事中にじっと座っていることが大の苦手です。

急に席を立ち上がったり、お店中に響き渡るような大声を出したり、親のHPをガリガリと削ってきます。

正直、普通の静かなお店だと「周りに迷惑をかけていないかな……」とハラハラして、食事をしにきているはずなのに、気を遣ってしまって食事に集中できた試しがありません。

でも、サイゼリヤは違います。

店内を見渡せば、そこは子ども連れのパラダイス。

右を見ても左を見ても、同じようにあの手この手で子どもをあやしているお父さん、お母さんたちがいます。

私は勝手に、彼らのことを「マイメン」だと思っています。

誰も私たちのことを白い目で見たりなどしません。

なぜなら、みんな自分の目の前の「小さな怪獣」と全力で戦っている真っ最中だからです。

「ああ、みんな頑張ってる。私だけじゃないんだな。」と思えるだけで、張り詰めていた気持ちがフッと軽くなります。

だから、わが家にとってサイゼリヤは、単なる「安いお店」ではありません。

肩の力を抜いて、家族みんなで「あぁ、おいしいね」と安心して過ごせる、なくてはならない大切な第二の実家です。

平日は自炊。1週間5,000円生活

わが家の食生活の基本は、やっぱり「自炊」です。

平日の夕飯はもちろん、土日も1日3食のうち最低2食(元気と体力がある日は3食!)はキッチンに立っています。

そんなわが家の1週間の食費目安は、2歳の娘と夫婦3人でだいたい5,000円くらいです。

スーパーの特売日を狙って、コスパ最強の「鶏むね肉」をカゴに入れ、お財布に優しく栄養価が高い「旬の野菜」を厳選。

そして、2歳の娘が大好きな「バナナ」だけは絶対に欠かしません。

これがわが家のレギュラー陣です。

正直、仕事や育児でクタクタな日は「もっと外食に頼れば楽なのに……」と心が揺らぐこともあります。

でも、やっぱり自分で作ったご飯は何が入っているのか目に見えてわかって健康的だし、何より美味しいです。

こんな風に書くと、さぞかし昔から料理上手だったのだろうと思われるかもしれません。

ですが、実は大の料理嫌いでした。

どれくらい嫌いだったかというと、過去に元カレから誕生日に「鍋」をプレゼントされ、「私に料理をしろってこと!?」と絶望して泣いたことがあるレベルに嫌いだったのです。

幸いにも今の夫と結婚してからは、料理がそこまで苦ではなくなりました。

正直、仕事や育児で疲れている日は「もっと外食に頼れたら楽なのになあ」と心が揺らぐこともあります。

ですが、自分のペースで、お財布にも体にも優しいご飯を作る心地よさを知った今、自炊は義務ではなく「安い材料費でお前も美味しく作ってやろうか〜」と工夫することが楽しく感じるまでに成長しました。

「絶対に節約しなきゃ!」と血眼になるのではなく、「体が喜ぶし、美味しいから作る」。

過去の自分からは想像もつかない変化ですが、だからこそ今、このシンプルな食生活が自然と心地よく続いています。

大切な人との時間には惜しむことなくお金を使う

「とにかく節約!」の毎日は、少し息が詰まってしまいますよね。

私の基本は「締めるところは締め、使うところは使う」生活です。

特に、以下のような時間には惜しまずお金を使うようにしています。

友人との特別なランチ

子育てや仕事の責任が増えると、昔のように気軽に会えなくなります。

だからこそ、たまに予定を合わせて行く「少し贅沢なランチ」は、お互いへのご褒美です。

シャレオツな飲み物で友人と優雅に過ごす

何にも換えられない会話の時間

学生時代の思い出話に花を咲かせたり、仕事の深い悩みを打ち明けたり。

心を通わせる時間には、特別な価値があります。

親へ豪華なごちそうを振る舞う

先日は、親を「金沢まいもん寿司」へ連れていきました。

美味しいお寿司を囲む時間は、かけがえのない思い出になります。

宝石のように輝く豪華なお寿司

日常の節約も大切ですが、大切な人との時間のために使うお金は別物です。

使い終わったあとに「あぁ、使ってよかったな」と心から思えます。

そんなメリハリのあるお金の使い方が、人生を豊かにしてくれると感じています。

旅行も好き。でも高級旅館ではなくていい理由

旅行に行くのも大好きです。

ただ、娘がまだ小さい我が家では、高級旅館へ行くことはほとんどありません。

普段は会社の保養所や、福利厚生を賢く利用して、宿泊費をぐっと抑えています。

でも、それで「ケチケチしてつまらない」なんてことは、まったくありません。

保養所でも、家族みんなで過ごす旅は、毎回ものすごく楽しいのです。

私は、「高いホテルに泊まったからといって、思い出の量が増えるわけではない」と思っています。

大切なのは、どこに泊まるかではありません。

娘と一緒に、お腹の底から笑うこと。

一緒になって、思いきり遊ぶこと。

そして、お気に入りの写真をたくさん撮ること。

家族で共有するその「時間」こそが、何にも代えがたい一番の思い出になります。

誰かの幸せは自分の幸せとは限らない。私がお金をかけないと決めているもの

私は、ブランド品にはほとんど興味がありません。

たとえば、誰かがシャネルの口紅を使っていても、「その人にはその人の幸せがあるんだな」と客観的に思うだけです。

誰かと自分を比べることはありません。

私は、自分の肌にちゃんと合う「POLA」の化粧品を使えれば、それで大満足です。

また、我が家は車も持っていません。

維持費や税金のことを考えると、今の私たちには「必要なときだけ借りるレンタカー」が一番合っているからです。

最近では、「返却時間という制限があるからこそ、一日をダラダラ過ごさずに全力で楽しめる!」とポジティブに思えるようにもなりました。

ほかにも、流行りのアフタヌーンティーは一度行けば満足。

もし5,000円を払うなら、私はおしゃれなスイーツよりも、大好きな「蟹(かに)」を食べたいタイプです。

みんなが良いと言うものが、自分にとっても良いものとは限らない。

自分の中の「好き」や「心地よさ」の基準を大切にしていきたいです。

セミFIREを目指して一番変わったこと

昔の私は、どこか極端な考え方をしていました。

「賃貸と持ち家なら、絶対に賃貸!」

「ブランド品を買うなんて、もったいない!」

自分の価値観だけが正解だと思い込んでいたのかもしれません。

でも、セミFIREを目指すようになった今は、まったく違います。

家を買う人も素敵だし、ブランド品や高級車が好きな人もみんな素敵。

大切なのは「自分が何に幸せを感じるか」だと気づいたからです。

我が家は今、毎月15万円を投資に回しています。

その代わり、ブランド品は買わない。高級車も持たない。家賃も低めに抑える。

でも、この生活を「我慢している」と思ったことは一度もありません。

むしろ、「自分にとって本当に価値があるものだけにお金を使えている」という、心地いい満足感で満たされています。

世帯年収1000万円と聞くと、もしかしたら「贅沢できらびやかな暮らし」を想像する人もいるかもしれません。

でも、我が家の贅沢はちょっと違います。

私たちは、投資をして未来に備え、家族と旅行に行き、友人と笑い合い、娘との思い出を作る。

そんな、自分たちが100%納得できる方法で、好きなようにお金を使っています。

セミFIREを目指すようになって、一番変わったのは、実は「資産の額」ではありません。

「みんなが欲しがるもの」を盲目的に追いかけるのをやめ、「自分が本当に幸せになれるもの」を選べるようになったこと。

これからも、誰かが決めた正解ではなく、私たち家族の正解にお金を使っていきたいです。

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